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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

【CS進出をかけた最後の勝負】

2015/09/29

 2週間前、カープは強力先発投手陣を前面に押し出し5連勝した。その結果、あと16試合を残し、首位ヤクルトから4位カープまでの4チームが3ゲーム差でひしめき合う状態になった。このとき「24年ぶりのVが……」との気持ちになったカープファンは少なくなかった。ここにきてマツダスタジアムの入場券が連日完売になったのも、この時期に優勝へまい進する姿を信じたファンが、「Vへの戦いぶりを目に留めておきたい。急いで入場券を手に入れておかなくては」との心境になったのではないか。しかも4チームの星のつぶし合いにより、一気に抜き出るチームは考え難く、「3ゲーム差であれば、カープも十分優勝を狙える」と睨んだのであろう。またシーズン最終盤に入り、マエケン、黒田、ジョンソン、福井の先発カルテットが中4日で投げる姿を想像すると、「連勝はあっても連敗はあり得ない」と、ペナントレース最後の戦いを読んだからではないか。 

 だが、現実はシナリオ通りにならなかった。カープにはグラウンドの戦いの他にもう一つの敵がいた。18日からの12連戦である。連戦スタートの中日戦は黒田が6回を2失点、マエケンは4回途中でまさかの7失点で連敗。出鼻をくじかれたカープはその後も勢いに乗れず、28日までの11連戦を4勝7敗と負け越した。結局、今季のカープは優勝候補に数えられながら、一度も首位に立つことなく24年連続して優勝を逃した。
 その最大の要因は拙攻だ。特にこの連戦中、スポーツ紙には連日のように、25試合連続一桁安打、31イニング無得点、3試合連続零敗、最近10試合の平均得点1.8点、最近5試合の平均安打5.2本、16試合目の零敗など、打てないカープを象徴する屈辱の数字が活字になった。 

 優勝はなくなった。だがCS出場の可能性はある。相手は阪神だ。しかも直接対決を4試合残している。2.5ゲーム差で迎えた25日からの阪神3連戦。カープは初戦に敗れ徳俵まで追い込まれた。しかし、2,3戦はともに先取点を奪われながらも、マエケン、ジョンソンの踏ん張りで連勝、CS進出のチャンスは続く。数字のうえでは阪神有利は否めないが、頑張りを信じたい。
 カープの残り5試合は一つの取りこぼしは許されない。しかも両チームの143試合目の今季最終戦は直接対決だ。この試合でCS進出が決定することも考えられる。

 “カープよ、意地を見せろ。そして劇的ドラマを演出せよ!”
                                                        (9月29日記)


こちら赤ヘル実況席

プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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