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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

投手陣を前面に上位に食い込むチャンスが

2015/08/11

 開幕前、24年ぶりの優勝の呼び声が高かったカープ。その一番の理由は先発投手陣にあった。5年連続2桁勝利の前田、昨季10勝を記録し新人王の大瀬良、オープン戦で安定した投球を見せた新加入のジョンソン、今季に賭けた野村、福井に加え、メジャー帰りの黒田が加われば、カープファンでなくても納得する。現にオープン戦の先発陣の平均防御率は2.60で評判を裏づけた。さらに「男気」という流行語を生んだ大リーガー黒田の復帰は優勝の期待を膨らませた。 

 何事も想定通り進まないことは世の常。大瀬良、野村に狂いが生じた。まず2年目の大瀬良の4月は、終盤まで1失点に抑えたゲームが2試合あったが、打線の援護がなかった。また守備の乱れから大量失点を許す試合もあり、4月はまさかの勝ち星なしの3敗に終わった。一方の野村は無難な滑り出しを見せたが、交流戦に入ると集中打を浴びる試合が増えた。交流戦以降は1勝4敗で、現在はファームで調整中だ。猛暑が続くなか、カープは9月中旬まで6連戦が続き、もう1枚先発投手がほしい。若手を起用するが救世主が現れない。やはり実績のある野村に頼らざるを得ないのか。 
 だが前田、黒田、ジョンソン、福井の4本柱は好調を維持。Aクラス入りは果たせていないが、首位阪神に3.5ゲーム差の4位と、勝負のかけどころを見据え必死に食らいついている。この間に先発で調子の出なかった大瀬羅の中継ぎ起用が成功し、抑えの中とともに救援陣が固定した。投手陣に疲れの出る時期までに間に合ったことは大きく、「先発は7回までを目途に投げれば」とのカープの勝利の方程式が確立した。あと一人1イニングを任せられる救援投手が台頭してくれば、申し分ないのだが。 

 今季の優勝争いはどのチームも決め手を欠き、カープにもチャンスが十分ある。だが例年以上に連勝、連敗の影響は大きい。その意味で阪神戦を1勝2敗と負け越し、借金6、首位とのゲーム差5となった直後の巨人戦の3連勝は大きい。首位に3.5ゲーム差に迫ったからだ。しかも全て終盤まで1点を争う手に汗握る展開となり、どちらに勝ちが転がり込むか分らなかった。カープの3連敗もあり得た。よく優勝チームがシーズンをふり返るとき、分岐点になる試合がある。この3連勝はこれに値するのではないか。今節のヤクルト、DeNAの6連戦は、一気に上位に食い込む試合になる。カープは正念場を迎えている。
                                                       (8月10日記)


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プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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