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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

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珍現象と混戦のペナントレース

2015/07/07

今季のペナントレースは珍現象が続く。交流戦でセ・リーグの勝ち越しチームは阪神だけで、その数は2、交流戦の順位は5位である。他の5球団は勝率5割以下で、下位に低迷した。その結果、交流戦開始前まで首位だったDeNAは3勝12敗と負け越し、その座を明け渡した。替わって首位に躍り出たのは巨人だが、交流戦での負け越し数は4である。過去にこのような珍現象があっただろうか。
 これまでの交流戦は、パ・リーグに差をつけられてきたセ・リーグ。この5年間の日本シリーズもパ・リーグが4度日本一になった。「実力のパ」が定着したといえよう。人気面でも、大谷翔平(日ハム)、柳田悠岐(ソフトバンク)、秋山翔吾(西武)らの、限りなく可能性を秘めたニューヒーローの誕生に、中村剛也(西武)、中田 翔(日ハム)ら一発屋も存在し、人気もパに奪われた印象は否めない。カープを応援する筆者の心境も辛い。
 
 交流戦後も巨人、DeNAの不振は続き、セのペナント争いは6日現在、首位阪神と3位カープとのゲーム差は1、最下位中日まで5.5ゲーム差と、大混戦になった。またその日の勝敗次第で、セの全球団が勝率5割以下の借金生活に陥ることもある。まさに前代未聞の珍現象だ。カープにとってこの現象の最大のメリットは、交流戦5割を維持しただけで、あっという間に首位戦線に食い込んだことだ。多くの評論家がしばらくは混戦が続くと言い切る。こんなとき混戦から脱落するのは連敗をしたチームだ。黒田、前田、ジョンソン、福井と4本柱が揃うカープは耐え抜く力を持っている。この4人が続けて負けることは考えにくい。誰かが止めてくれるはずだ。これに野村が加われば最高の先発陣となる。当分は、勝負どころの9月までは最低5割を維持し、出来れば少しでも貯金を蓄えておきたい。この間に救援陣を整え「秋の陣」に備えたい。
 
 勝利を呼ぶ風はカープに吹き始めた。開幕から貧打に泣いた攻撃陣は新井が4番に定着し、エルドレッドが復帰するとシアーホルツも調子を上げ、クリーンアップが固定できた。また丸が復調し「キクマル」コンビが復活。チーム打率2割6分3厘、総得点301はリーグトップだ。また防御率3.21は2位だが、得失点差48は12の2位ヤクルトを大きく引き離し、投打のバランスがとれている。
 24年ぶりのVも夢ではない。だがその要因が、交流戦でパがセの球団を叩きのめした結果だとすると、正直なところ心中は複雑である。
                                                     (7月6日記)


『Carp-0719 〜カープ黄金時代の幕開け〜』 発売決定!!

来たる7月19日全国書店にて、鈴木信宏の著書「Carp-0719 〜カープ黄金時代の幕開け〜」が発売されます!

1975年7月19日、阪神甲子園球場で行われた、オールスター第1戦。山本浩二と衣笠祥雄が放った2打席連続のYK砲から、「カープの黄金時代」が幕を開けました。
著者が当時の実況アナウンスを再現し、臨場感あふれる試合展開や、放送席で起こった珍事件など、盛りだくさんの内容を綴った一冊となっております。

また、毎年7月19日は「カープ黄金時代幕開けの日」として、日本記念日協会に登録、認証されました。

ぜひ、この機会にご一読くださいませ。


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プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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