広島の本|広島の出版物と、広島にゆかりのある出著者・出版物を検索・紹介するWebSite

有名人ブログ

元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

投手陣に大ナタを!

2015/06/09

 交流戦は後半に突入した。オリックス戦の3連勝が「浮上の契機になるのでは」と、微かな期待を抱いたカープファンは多かった。しかしカープは直後の日ハム戦で3連敗を喫し「オリックスのチーム状態がどん底のおかげで3連勝しただけ」と口を尖らせた。
「そのうち浮上する」とカープを信じたファンも、最近は「これが実力だ。今季はこのまま終る」と諦めの言葉が出始めた。これは気になる。


 6日現在のカープの負け数は32の借金7で、うち逆転負けは16試合だ。救援陣についた黒星は12ある。この数字から不振の原因がリリーフ陣の崩壊にあるのは明らかだ。ファンは辛抱強くリリーフ陣の復活を待った。昨日の楽天戦はヒース、中で逃げ切ったが、まだ安心できない。今からでも投手陣に大ナタを振るってほしい。 

 最近、大瀬良の抑えへの配置転換が話題になる。抑えは1点も与えられない場面で三振を取れなくてはならない。大瀬良は交流戦に入り、ロッテ戦が6回1/3を投げて5失点、日ハム戦は7回で4失点を記録した。だがそれぞれの試合で9個、13個の三振を奪った。しかも150キロ台の速球とキレのある変化球での緩急投球は三振を奪える。与四球も少ない。だが好投が報われず1勝6敗と負けが先行し、現状では泥沼に陥る可能性がある。配置転換で気分を一新させたい。抑えが安定すればカープの連敗が減少し、前田、黒田を核とした先発陣の勝ち星は増えよう。大瀬良の抑えは大ナタの一つになり得る。 
 これまで不振に落ち込んだチームは、よく沈滞ムード一掃のためシーズン途中のコーチ陣の入れ替えを行ってきた。1、2軍コーチの入れ替えだ。今季はオリックスが試みた。他に投手コーチではベンチ入りとブルペンの担当替えがこれに該当する。 

 抑えという役割が確立さる以前の話である。1971年から3年間ヤクルト監督を務めた三原脩は、エースが終盤スタミナ切れになり打たれるので秘策を講じた。控え投手を先発させ、3回を目途に頭から全力投球させた。そして勝てる試合と判断すると、途中からエースをロングリリーフさせ勝ち星を増やした。一番の恩恵を受けたのはプロ通算191勝を挙げた松岡弘だ。松岡は前2年2桁勝利を挙げながら負け星が先行していたが、73年には21勝18敗を記録。リーグを代表する投手になった。 

 チームには外部には分らない事情があろう。でもどんな形でもよい。大ナタを振るってと願うのはファンの正直な気持ちである。
                                                         (6月8日記)
 


こちら赤ヘル実況席

プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

有名人ブログ一覧

Copyright@Themediasion.co.,ltd  相互リンクはこちら
株式会社ザメディアジョン 新卒採用のコンサルティング・アウトソーシング 広島グルメwalker 合同説明会&就職勉強会