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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

地力を発揮してきたカープ

2015/05/12

 野球は実に面白い。あれほどまでに勝てなかったカープが地力を発揮し始めた。転機となったのが巨人戦。9回満塁のチャンスに代打の小窪のインフィールドフライを巨人の村田とフランシスコがお見合い。球を拾ったフランシスコがベースを踏んだが、ホームへ向かった三塁走者野間にタッチをせず、カープがサヨナラ勝ち。この試合を機に6連勝、最下位脱出、8から2への借金減少など、問題点を次々に解消した。珍プレーの判定の覆りがチーム浮上の転機だとすれば、カープファンもニンマリだ。お陰で「貧打のカープ」の汚名返上だ。その後は打線が大爆発。大差をつけた試合が4試合もあった。長年カープを追い続けてきたが、このような例は記憶にない。 

 筆者は1カ月以上の貧打の連続に、ここは無理をせず2歩前進1歩後退の繰り返しで、前半戦終了までに5割に到達すれば、優勝の可能性は十分あると睨んでいた。その根拠は、優勝候補の本命の巨人が完全な状態でないこと。首位のDeNAも5月に6連勝を記録するが、4月に7連敗を喫していて、首位とカープのゲーム差が5ゲーム前後に止まっていたこと。幸いにも不振の原因が投手陣でなく打線であったこと。前田、黒田、ジョンソンに加え、貧打で勝ち星が恵まれなかった大瀬良や野村が腐らずに自分の投球を展開したこと。さらに四球病を解消した福井が後ろに控え、先発陣がより充実したことだ。
 総じて夏場以降に多くのチームが先発投手のやり繰りに苦しむ。カープは5割前後を維持できれば、勝負を賭ける8月下旬までに、焦ることなくリリーフ陣を整えていけば、追い込み態勢に入れる。黒田の代役の戸田までが勝ち投手になった。万一の場合、勝負に出るとき先発の一人を抑えに回すことも可能だ。想定外の展開に優勝へ向けて夢がふくらんできた。 

 4番打者として頑張る新井に待望の1発が出た。3割前後をキープしてきたが、4番打者に本塁打0は相手投手に威圧感を与えない。本人も一発を待ち望んでいたと思う。今後はより気分よく試合に臨めそうだ。心配はケガの状態だ。決して無理をすることはない。そのうちエルドレッドが戻ってくる。 
 今節は東京ドームで巨人、地元で首位DeNAとの6連戦だ。上位を一気に叩きたい。ただしペナントレースは今後も「谷あり、山あり」で、現状がいつまでも続くとは限らない。ファンは長いスパーンでカープを見守り応援してほしい。
                                                         (5月11日記)


こちら赤ヘル実況席

プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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