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対戦が一回りし見えてきた問題点

2015/04/14

 プロ野球は対戦が一回りし、今季の各チームの姿が見えてきた。セ・リーグの順位は昨季Aクラスの巨人、阪神、広島がBクラスに甘んじ、Bクラスの残り3チームがAクラスとなっている状況だ。13日現在、下馬評の高かったカープは、同率首位の中日、DeNAに3.5ゲーム差の最下位である。 

 筆者は新年1月12日の当コラムで「開幕後のカープの日程は、ヤクルト、横浜、中日と、昨年のBクラスチームとの対戦が続く。どの球団の監督も開幕ダッシュを意識する。カープもここを乗り切れば、その後の(Aクラス)の巨人、阪神戦に弾みがつく」と記した。
 ヤクルトとの開幕3連戦に勝ち越し好スタートを切ったものの、その後まさかの7連敗を喫し、せっかくの『巡り合わせの運』は空回りした。カープ同様負けが込んだパ・リーグ優勝候補オリックスは、一昨日の楽天戦で負け、引分けをはさみ今季3度目の4連敗。借金は10で首位に8.5ゲーム差をつけられた。ひとつ間違えればカープも同じ道をたどりかねなかった。それだけに8日の巨人戦で、粘りの投球でチームの連敗を8で止めた野村は大殊勲だ。その翌日、今季初勝利を挙げたマエケンの踏ん張り、これを受けた黒田の好投による3連勝の意味は大きい。とはいえチーム力は完全ではなく、しばらく辛い戦いを覚悟しなければならない。 

 前回のコラムでは「首位戦線に食い込むには、実績のある主力選手の活躍が大前提になる。新戦力が台頭しても元の木阿弥になるからだ」と強調した。ここまでカープの勝利は5。そのうち黒田が2勝だ。敗戦は9。そのうち一岡が3敗、中が2敗である。本来、他の投手が実力通りの活躍をして黒田の2勝がプラスアルファの意味をもつ。一岡や中の14試合を消化した段階での5敗は大誤算だ。幸い先発陣はマエケン、大瀬良、野村、ジョンソンに加え、福井に使える目途が出かかっており、黒田を加え安定している。『元の木阿弥』にならないためには救援陣の立て直しが急務だ。

 一方、攻撃陣からカープの優勝の可能性を探れば、キクマル・コンビの昨年並みの働きが前提であった。特に丸の不振が痛い。この影響を受けたのか、最高の滑り出しを見せた菊池も当たりが止まった。やはりカープはこの二人が活躍して元気づく。 
 一部評論家から「まだ始まったばかり」との慰めの言葉を聞く。しかしこれに甘んじていると取り返しのつかないことになる。オリックスのような苦しい戦いにならないよう願うばかりだ。
                                                         (4月14日記)


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プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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