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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

近来にないカープへの注目度

2015/02/10

 カープキャンプが盛り上がりを見せている。2年連続Aクラス入りを果たしたこと、黒田博樹や新井貴浩が復帰したこと、若手が地力をつけたことなどにより、近年になく優勝を狙う陣容が整った。これに呼応して評論家の間での「カープ優勝」の呼び声が高いことが大きい。それも「期待を込めて」という外交辞令はなく心底からの発言だ。 

 緒方孝市監督の「1年目から勝負する」との発言も力強い。これは新監督の強い決意の表れと見てよい。その証拠に緒方監督は、どんな場でも、どんな人にも「優勝目指す」と言い切る。この発言は昭和50年のカープ初優勝を思い起こさせる。「目指すは優勝」と耳にタコができるほど言い続け、3年連続最下位のカープナインをその気にさせた当時のルーツ監督と重なってくる。緒方監督には機会があるたびに、優勝宣言を繰り返してほしい。それが選手とファンの優勝への一体感を生み、いつしか優勝が身近になり、高い次元で試合に臨むようになると思われるからだ。 

 ナインを後押しするように、日に日にカープの周囲も賑やかになってきた。まずカープ年間指定席8000席がすべて完売したことだ。球場が観衆で溢れることはナインへの強い励ましになるし、カープ女子の存在に加え、選手にはこれまで以上に必死になるはず。また今月1日に売り出されたカープグッズは、新商品を求めて徹夜組の百人を含め約3000人が球場ショップを訪れ、売り切れや入荷待ち商品が多数でたという。特に注目の黒田のユニフォームは、レプリカも含めて1700枚をすべて売り尽くした。やはり黒田の存在は大きい。  

 黒田は沖縄キャンプから合流する。最近は旅行会社が企画するキャンプ応援ツアーが増えた。復帰前に申し込んだファンは、その雄姿に接せられる幸運に喜びを露わにする。またマスコミもカープ担当者だけでなく、新聞社の遊軍と呼ばれる記者も黒田にターゲットを絞って取材攻勢をかけるであろう。さらに週刊誌や雑誌の眼も黒田に向けられよう。放送も本来のカープ番組に加え、東京のキー局からバラェティー番組が押し寄せることも考えられる。 
 カープ初優勝の翌年のキャンプでは、報道陣の増加を見越してグラウンドはロープを張り、取材場所を制限した。今回は現役バリバリの大リーガーの復帰で、それ以上のインパクトがある。球団は黒田の専属広報を設けるというが、大きな混乱がなくキャンプの日程が消化することを願わずにはいられない。

                          (2月9日記)


こちら赤ヘル実況席

プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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