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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

【CS進出で大騒ぎすべきでない】

2014/12/24

 2014年も残り1週間余り、今年最後の『赤ヘル実況席』となった。このコーナーは2010年3月にスタート、今回で通算161回目を数える。この4年9カ月間、筆者はカープの優勝を念じてパソコンに向かってきた。だが今季も優勝を逃し、23年間も優勝の美酒から遠ざかってしまった。

 初優勝はカープ創設26年目。いまや、この年数に肉薄しようとしている。こればかりは嬉しくない。初優勝後のカープは毎年のように首位戦線に加わり、ファンに興奮と感動を味あわせてくれた。1991年の最後の優勝までの17年間に6度のリーグ制覇を果たした。V確率は約35.3%だ。そのうち3度の日本一を成し得た。しかもBクラスに甘んじたのはわずか2回でカープは本当に強かった。 

 筆者はある同好の会に加わっている。このメンバーでカープのすべての優勝を知る50歳以上のオールドファンは「いい加減、優勝してくれよ」とぼやき、さらに年齢を重ねた人は「あの世へ行くまでに優勝はないのでは」と言う。彼らはマスコミ、ファンに注文をつける。元放送人の筆者はいつも聞き役だ。「CSに進出しただけで大騒ぎしすぎる」というのがその骨子だ。

 プロ野球はセ・パ12球団のうち半分の6球団がCSに進出する。よく比較されるが、大リーグはアメリカンリーグ、ナショナルリーグを合わせ30球団ある。そのうち8球団が日本のCSにあたる地区リーグに進出する。30分の8の確率でその価値は、日本プロ野球とは比べものにならない。最悪のケースはレギュラーシーズンで負け越した3位のチームでも日本一のチャンスがあることだ。
 マスコミは2位以下の球団が日本シリーズを制したとき、なぜ“日本一”という表現が使うのかと首を傾げる。「もっとこの制度について紙面や番組で論ずるべきだ」「CSは放送や新聞の売り上げアップにつながる。だから取り上げないのだ」と。  

 カープファンには「50%の確率でCSに進出したからといって大騒ぎすべきでない。カープが強かった時代のファンはAクラスでは納得できず『なぜ優勝できなかったのか』と評論家気取りで議論した」と強い口調でふり返る。
 さらに「選手が目標はCS進出です。と言うのは情けない。『優勝だ』と言うべきだ」とも言う。その根底にはファンがこの甘い考えに同調していては強いカープの再来はあり得ないとの気持ちがある。
 筆者はもっともだと考えるが、あなたはどう思であろうか?
                                                        (12月22日記)


こちら赤ヘル実況席

プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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