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新井貴浩のカープ復帰

2014/11/25

 新井貴浩のカープ復帰が決まった。これはファンの間で意見が分かれる。納得できない主な理由は、カープで4番を打つまでに育てられた新井が「カープが好きです。辛い」「FA制がなければよかったのに」との発言を残し、阪神に移籍した。それが今回、阪神への外国人選手の加入で出場機会が少なくなったとして、カープに活躍の場を求めたということだ。
 この新井の動向に対して、ファンの意見の矛先は、声をかけたカープ球団にも向けられた。歓迎派は入団時から人柄のよさを誰もが評価しているいる。野球に真摯に取り組む姿勢は好感が持てる。優勝に貴重な戦力になるというのが代表的な声である。一方で反対派は、前述のようにFA時の自身の発言、今回の移籍の動機に対して納得がいっていないようだ。
 両者の主張はかみ合わないが、復帰が決まった以上、カープファンは心を一つにして新井に声援を送ってほしいと願う。 

 新井は1997年ドラフト6位でカープに入団。初キャンプのフリー打撃で外野スタンドへ本塁打を連発した。「これはニュースだ」と筆者が在籍した中国放送(RCC)はキー局のTBSへ売り込み、スポーツニュースで全国放送させたことがあった。事実、ルーキーイヤーは56試合で21安打をマーク、そのうち7本が本塁打であった。その素質は05年に本塁打王、11年に打点王となって開花した。またワールド・ベースボール・クラッシク(WBC)、オリンピックの出場経験も持つ。 
 カープが数年後に優勝を狙うのであれば、若手を起用し続けることになろう。その場合は新井の存在は薄くなる。だが緒方新監督は来季の優勝を狙うと発言。勝負どころで新井の経験と長打力は、大きな力となるはずだ。しかも新井は一塁と三塁を守れる。今季のようなエルドレッドの長いスランプや、固定できない三塁を補うに余りある活躍が期待できる。また「横一線でもう一度勝負したい」との発言には強い決意が伝わってくる。 

 東日本大震災当時、新井はプロ野球選手会長を務めていた。セ・リーグは震災の影響は少ないとして3月25日の開幕を決めた。だが新井は「野球ができる状態か」と疑問を投げかけた。仮にセ・リーグがその後に変更された3月29日の開幕に踏み切ったならば、世間から「何を考えている」との批判の集中砲火を浴びたであろう。結果として4月12日のパ・リーグとの同時開催となった。これは新井が中心のプロ野球選手会が球界の危機を救ったといえよう。このようなリーダーシップも、来季のカープには必要となることもあろう。新井の復帰は、チームの大きな力になると考える。
                                                       (11月24記)


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プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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