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元RCCスポーツアナが熱烈応援!

こちら赤ヘル実況席

【結果論と思いつつ愚痴りたくなる今季の戦い】

2014/10/14

 CSを前に、毎年スポーツ紙に登場する『下剋上』の見出し。ファンはカープの『下剋上』の完成を、この短期決戦に託し声援を送った。だが夢はわずか2試合で無残にも打ち砕かれた。野村監督の「まさか1点も取れなかったは思わなかった」との発言を待つまでもなく、2日間甲子園のスコアボードに21個の『0』が並ぶことは想定外であり、カープの勝負強さの欠如を感じた。 

 野球は点取りゲームだ。昨季に比べ2分4厘アップの打率2割7分2厘はリーグ2位。本塁打もリーグトップの153本で、攻撃力は向上したと思っていた。だがチャンスに「あと1本」が出ず得点出来なかった。しかも短期決戦は先制点が鍵になる。そこで野村監督は菊池、丸を普段の2、3番から1、2番とし出塁率アップを図った。だが皮肉にも得点圏に走者を置いて二人が打席に立つことが何度かあった。ここで1本出れば、結果的に監督の起用が的中したことになるが、今季3割打者に成長した『キク・マルコンビ』は18打席1安打と出塁の役割も、ポイントゲッターの役割も果たせなかった。ファンは「打順に関係なくいつも通りに打てばいいのに」と思うのだが、勝手が違うのであろう。
 今季も野村監督は目まぐるしく打線を組み替えた。その数は開幕から121通りとなった。素人目からみて、打線は固定した方がよいのではと思う。事実、評論家からも「打線は固定化すべし」の声をよく聞く。 

 それにしても、カープの最後の戦いがあっけなかったためか、「〜であったら」と、つい結果論でカープを論じたくなる。例えば、今季地元でのCS開催を逃したのは、阪神の勝ち星が広島より1つ多く、カープは阪神より引き分けが1つ多かったからだ。それが半ゲーム差、わずか3厘差の3位にさせた。ファンが「あそこで1本出ていたら」「あの1球さえ投げていなければ」と愚痴り、「〜であったら」と言いたくなるのもよくわかる。カープが首位で突入した交流戦もしかり。9勝15敗と大きく負け越し、逆に首位巨人に2.5ゲーム差をつけられ2位転落だ。今季も「交流戦さえなければ」の思いにさせられた。
 大事な直接対決も勝てなかった。首位巨人と1ゲーム差で迎えた9月2日からの巨人との直接対決も3連戦3連敗。勝てば2位が確定する10月1日の阪神戦も、最終144試合目の巨人戦も、肝心なところで負けた。結局カープに力がなかったということになるのであろう。
                                                         (10月13日記)


こちら赤ヘル実況席

プロフィール

鈴木信宏(すずき・のぶひろ)

1946年東京生まれ。1970年スポーツアナウンサーとして中国放送(RCC)入社、カープ戦の実況はを800試合以上を数える。2006年定年退職後も、カープへの熱い思いを胸に、執筆などで活動する。著書に「カープとともに真っ赤に燃えたマイク人生」(文芸社)がある。

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