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注目の著者インタビュー

曽根泰子さん

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暮らしを楽しむアイデア折り紙

2015/06/03

日本から世界へ! 進化しつづける“折り紙” の第一線で活躍中の曽根泰子さんに、新著についてお話を聞いてきました。


ユニークですてきな作品がたくさん載った本ですね。

これらの作品は、全て私のオリジナル作品です。展覧会に来られたお客様が「折ってみたい」「購入したい」と言われた作品を主に選びました。なかでも評判が良かったのは、“両面コースター”、“ティッシュボックスケース”、“トートバッグ”など日常的に使えるものでした。そこで「遊ぶ」「飾る」「創る」の他に「使う」をキーワードとしています。まだストックがありますので、出来れば続刊も出していきたいですね。


こうしたオリジナル作品はどのようにしてできあがるのですか?

自分が「これ好きだなぁ」「あれいいなぁ」と思った時、折り紙で表現できないか考えます。広島市街地によく出かける事があり、電車に揺られながらイメージで試し折りをします。それから、とりあえず実際に折ってみます。“一枚の紙を変化させる“というのが折り紙の楽しさだと思っています。作品にはいろいろな表現の仕方があります。ハサミを入れたものから複数の折り紙を組み合わせたものまで。私の作品の中にも組み合わせて出来た作品もありますが、私のこだわりは、ひたすら紙を折るだけで変化させたいと思っています。例えば、色を変えたい時は両面折り紙を使ったりします。折っていくうちに、色の見え方から裏表の幾何学的な関係を見つけることもあります。そのような発見をすぐ作品に活かせるのも、折り紙の面白いところです。


最近は、折り紙の先生として各地に行かれるとのことですが。

日本折紙協会の上級折紙師範として「おりがみ」の普及に務めております。今は、中国新聞社の文化教室で定期的に講師をしています。二月には熊本支部に出向きます。また、四月には長野での折り紙コンベンションで講演をさせて頂く予定になっています。私は、たくさんの人に“折り紙の文化”、すなわち、折る楽しさ、折る面白さを知って頂きたいと思っています。


相手の年齢によって、教える作品を変えたりされるのですか?

子供、大人、それぞれ年齢によって内容を変えて教えていきます。例えば、子供さんたちには、“折る回数が少なく動きのある作品”を選びます。時々、近くの小学校の「折り紙クラブ」に顔を出して生徒たちと一緒に折り紙を楽しんでいます。この本を見てもらいながら「上達すれば、このような難しい作品も折れるようになれるよ!」と励ましながらお話しをしました。なかには、「イルカが好きだからイルカを折ってみたい。それも立体で折りたい!」と言う子がいました。「折り紙を続けていたら、立体も折れるようになれるよ。」と話すと「頑張る!」と意気込んでいたのが印象的でした。
年輩の方々には“見栄えがして簡単なもの”、“講習時間内に完成して持って帰れる作品”を選びます。ひとつ出来たら、そこから色々と展開していける作品が好まれます。逆にひとつの折り方に、異なる折り方を追加しますと、「あぁ〜前の折り方忘れた〜、覚えられん〜」となってしまい易いのです。でも、「前回の作品をもとに、この部分をこのように折ったら、この形になります!」とお見せすると、一度経験しているのでさらに挑戦してみようと言う気持ちになられるのです。「自信」は大きいですね。折り紙は、手先の運動なので脳の活性化につながります。几帳面にカドを合わせたり、折ったりする動作は、集中力や持続力にもつながります。毎朝何となく起きて、何となくテレビを観て・・・という生活をもしされておられたら、ぜひ折り紙を折っていただきたいです。(認知症の予防になるかもしれません。)


曽根さんは、折り紙をもう何年ぐらいされているのですか?

本格的に始めたのは、大学の頃ですからもう40年ですかね。小さい頃からピアノや書道などを少ししていたので、手先は器用な方だったのかもわかりませんね。とはいえ、大学を出て保育士をしていた頃は、まだオリジナル作品までは考えていませんでした。わが子の受験の付き添いでホテルを利用した時、子供が勉強している間はテレビを見る事も出来ず、手持無沙汰でしたので折り紙をしていました。その時に出来たオリジナルの作品が「ランプシェード」です。創作を始めたのは、この時期からです。(このランプシェードは、のちに大会に出品し入賞致しました。)


曽根さんの本は、韓国でも出版されていると聞きました。

今回の本とは別ですが、韓国の出版社から「折り紙創作の国」という題で出版されています。(ハングル語です。)実は、おりがみは、「origami」という名で世界の共通語です。言葉が通じなくても折り図を見れば折る事が出来るのです。「origami」のシンポジウムは外国でも開催されています。日本からもそれに参加して、折り紙を介して国際交流を始めたりする方もおられます。私もこの様な出会いがきっかけで幸運にも出版の機会を頂きました。交流は、今も続いています。これからも、伝統ある折り紙(origami)を引き続き勉強して行きたいと思っています。終わりはありませんね。


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曽根泰子さん

著者プロフィール

「使う」「遊ぶ」「飾る」「創る」
折り紙の無限の可能性を世に提唱。
美しい作品に定評のある著者

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